[その1(みわこ)]
「暑いよぉ〜」「コゲるよぉ〜」と散々言われたマレーシアへ初めて行くことにした。
空港に着く。外に出たら、やはり暑かった!
この暑いなか、au号はどんなレースを見せてくれるのだろうか?ワクワクしてくる、でも去年みたいなことになりませんように。
セパンサーキットへ行く。
大きい!広い!綺麗!そして、暑い!!
市内よりずっと暑い!照り返しがキツイのか?でも風は吹いているから日陰で風が当たれば何とか平気で過ごせる。
グランドスタンドは2階建てで、auの前ならとか、ニスモの前なら、とかいうように各ブロックごとにチケットを買う仕組み。上段と下段も違うチケットで、ダイヤモンドなど宝石の名前がついていた。
グランドスタンドから1コーナーが見える。
「初めてだし色んなコーナーで見たい」と思うが・・・・遠い。
セパンは基本的に車で各コーナーまで行くサーキットらしく、1コーナーの傍に1コーナー用の駐車場、というようになっている。
とても、歩いて行ける距離ではない・・・気がする。
気力さえあれば行けるのかもしれないが、コース脇には蛇がいるから歩くなんて止めておけと止められたらしいし、この暑いなか、行く気もすぐに失せてしまう。
予選2回目、セパンといえば出てくる玉葱のような傘のコーナーへ行く。かなりマシンが近くに見える。裏ストレートから一気に減速してシフトアップも分かる。見晴らしも良く数箇所のコーナーが見える。速度も落ちて写真を撮るにはお勧め。でも、サーキットビジョンが無い・・・
場内放送も聞こえるが、何しろ英語なので、良く分からない。
そのため、予選2回目がノータイムになっていたのも全然知らなかった(笑)
私の目の前を何回も通っていったし、ピットアウト・ピットインを繰り返しノータイムというような速度ではなく、まったく普通に走行していたのだから。
予選2回目はノータイムとなったが、13番位だった(良く分からなくてスミマセン)
調子いいと言ってたのに〜あーあ・・・と思いつつ、決勝では何とか上位でチェッカーを受けて欲しいと思う。
予選結果を知らずに決勝を見る。13番位と思っていたら、10番手だった!思ったよりマシンが前にいてビックリした(失礼)
グリッドは本当に暑い!!!じっとしていても汗が出てくる。au号も断熱のカバーを全面に被され暑さ対策。スタートドライバーは竹内選手、スタート後、au号は序序に順位を上げていく。
ところが、急にピットイン!ピットがバタバタした感じに見える。竹内選手の周回数が足りないのでは?と思う。ドライバー交代の用意もしていない。タイヤを交換して、ガソリン補給して出ていく。タイヤが持たなかったのか?フロントタイヤ部分を見るメカニック(後で知るがナットが緩んだとか)。
立川選手がピット前に出て大澤エンジニアと話しながらガレージに戻って行く。竹内選手がピット前を通り過ぎるとき、窓から手を出しているのが見えた。何かペラペラする物が見えた。その時は前車が遅いのかな?と思ったが、数周に渡り手を振っていた(クールスーツが壊れたのをピットに知らせるため、ホースを抜いてピットに見せていたそうだ)
33号車の近藤選手が用意して交代を待っているが、33号車よりも早くau号が再びピットイン。今度は準備していた立川選手に交代。クールスーツが壊れたため、立川選手はクールスーツ無しで走ったようだ。
1度多いピットインのため、順位は10位以下。
電光掲示板には10位までしか出ない。そのためau号が何位か分からない・・
何位なんだろ〜と思う中、立川選手は序序に前との差を詰めていく。
グランドスタンド前で#6のぴったり真後ろに着く。だか1コーナーで抜けない。数周に渡って接戦を繰り返すが、ついに1コーナーで抜く。大歓声が沸き起こる。「よっしゃー」と一緒に歓声をあげる。
その後、順位を知りたくて(暑さに耐え切れずとも言うが)、冷房完備モニター完備のピットスイートに行く。ここは、ピット上にあり全面ガラス張りでホームストレートが見える。ピットスイートのTVモニターで順位を確認するとau号は11位だった。入賞までもう少しなんだけどなぁ〜、と思っていたら、モニターに#12が止まっているのが見えた。
#12はauより上だったから、これで10位?と思ってモニターを見たら、9位だった。#39も順位が落ちていたのだ。54ラップを終え#64がチェッカーを受ける。Mobil Nakajima Racing チームは全員がコンクリートウォールに出てマシンを迎える。au号もコンクリートウォールでチームスタッフが迎える中9位でチェッカーを受けた。
昨年・一昨年とリタイヤしている立川選手にとっては、マレーシアのチェッカーは初めてである。auの小旗を振って、といきたいが、今回は持っていないので、お疲れさま!!と思い切り拍手を送る。
今回から公式戦ということでウェイトハンデがあり、次戦がスープラ得意の富士ということを考えれば、表彰台を望むのは無理かもしれない。でも、ファンとしては表彰台の姿を見たい。だから、結果的にポイントを取ったが、ピットインが1回だったら・・・と思うと残念である。それと、サーキットビジョンがもう少し多く設置されると良いな。日本の公式レースなのだから、場内放送とは言わないが、ピットFM位で日本語放送をして欲しかった。状況が分からず、携帯電話のライブ速報がいかに有難いものかを痛感したマレーシア戦だった。
でも、ホームストレートに響くエキゾースト・ノートに観客のウォオォォーという大歓声。日本ではちょっと味わえない雰囲気です。面白かったし楽しかった!でも、やっぱり暑かった〜〜〜 セパンサーキットに涼しい季節は無いのかな?
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