
FKマッシモドライバートークショー 川崎MASTER ONE
[トークショー]

- 司会:
- 本日はネッツトヨタマスターワンにお越し頂きましてありがとうございます。それでは2000年の全日本GT選手権のFKマッシモレーシングチームの方を迎えまして、今年のシリーズ戦を戦った感想とかをいろいろ聞いていきたいと思います。まず、監督の方から、第5戦TIで見事優勝いたしました、その時の感想をお伺いしたいと思います。
- 監督:
- うれしいの一言に限るんですけども、それまでの経緯とかありまして、ずっと前半なかなか結果が得られないまま戦ったんですけども、、中間にマレーシアでレースがあって、日本のレースの間が空きまして、その間にいろいろ改良できる部分があって、それがその後いい状態でレースを迎えられたことで、見事優勝ということになったんですけど、もちろんその時にドライバーが互いに良い状態を見つけて、ピットクルーにしてもドライバーの状態とかがかなり重要なので、そういった部分で二人三脚と言いますかね、そういうものが実を結んだということで、ドライバーを始めスタッフ一同みんな喜んでいたレースだと思います。
- 司会:
- それでは、ドライバーの竹内さん、優勝したときの感想を。
- 竹内:
- みなさんこんにちわ。ドライバーの竹内と申します。まず今年GT選手権という、みなさんご存じだと思いますが、HONDA NSX、日産 スカイライン、我々トヨタとしてはスープラという車なんですが、まず勝ったこと、今年唯一トヨタで1勝したのがFKマッシモセルモスープラだったんですけど、全般見ると戦闘力としてはやはりNSXがちょっと速かったかな、と。当然、全然車としては別物であって、NSXはミッドシップであって、スカイラインに関して言えば、スープラよりは全然大きな排気量(6リッター)であって、スープラに関して言えば2リッターのFRなんですけれども、一発の速さで言えば全然引けを取ってないんですけれども、レースでは50周とか60周とかあって、その中で非常に苦しいときもありましたし、当然良いときもあるんですけれども、今回TIで優勝できた、その前に富士スピードウェイで第4戦がありまして、立川が予選うまくやってポールポジションとって、僕がスタートをやってぶっちぎったんですよね。ぶっちぎって、他の車のクラッシュがあってセーフティーカーが入ったと。その時に壊れちゃったんですよ、うちの車が。エンジンというか電気系だと思うんですけれども、おそらくそのままやってれば楽勝で勝てたレースだったと。それが終わって次のレースで、TIというトヨタが苦手なサーキットで、どちらかというとスカイラインに有利なサーキットなんですが、そこで富士の恨みを晴らしたと言いますか、富士で壊して落としちゃったところを何とか優勝できたと。感想は、何しろ勝てて良かったな、と。僕自身このレース4年出てまして、4年ぶりに優勝が出来たということだったんで、本当に感激しました。
- 司会:
- 続いて立川選手。
- 立川:
- ドライバーの立川です。だいたい大まかな流れは竹内さんが言った通りなんですけれども、僕の方は去年からGTに出てまして、去年と同じパッケージで、去年と同じ体勢でやることができて、今年車の調子がすごく良くなって、最初はトヨタ勢苦心してたんですけれども、みんなの努力で速くなって、富士でポール取って絶対優勝できると思ったんですけれども、いろんな状況がレースにはあるんで優勝を逃しちゃってものすごく悔しかったんですけど、次のレースでその恨みを晴らしたというか、今度こそという意気込みで行って、予選ポール取れて勝つことができて、僕GT初優勝になるんですけど本当にうれしくて、チャンピオン争いに加われたということで、最後にはちょっと及ばなかったんですけど・・・。それなりに良いレースが出来たんではないかなと、今年は思っています。

- 司会:
- 優勝のきっかけにもなります、去年の99年型から今年2000年モデルと変わったと思うんですけど、昨年の車と今年の車の大きな違いを監督の方から。
- 監督:
- GTのレースはペースが市販車で、規定の範囲内で改造できるということで、室内ですかね、その部分はほとんど生産車と同じなんですけれど、それ以外の部分は改良しても良いですよということでだいぶ形が違うんですけど、形が違うと言うことは空力的にいろんな改良が出来ると言うことで、主に空力的な部分を毎年毎年冬のテストとかで改良していく。その中でやっていくポイントでは、去年の車と今年の車とでは空力が大幅に違います。外観上だけではなく、床の方で空気抵抗、ダウンフォースという下に押しつける力、飛行機とは逆の発想なんですけれども、路面と車体の間の空気を利用しまして下に押しつける。それによってタイヤにグリップ感を与えるということで、99年型よりも大幅に改良されて、性能アップされたのが一番大きいです。
- 司会:
- 立川選手と竹内選手の、車を予選の時からタイムを出すためにセッティングを変えていくわけなんですけれども、セッティングのお互いの「ここがこう違うな」というところを聞きたいんですけれども。
- 竹内:
- GTはドライバー二人で乗らないといけないというルールがあって、たとえば一人だったら好きなように乗るんですけれども、自分の車だったら自分の好きなようにしますよね。セッティングにしても中に置く飾りにしても。さすがに二人いると、僕はこっちの方がいいのに、もう一人はこっちの方が良い、と全然話が合わないんですよ。実際ね、こういう車のセッティングにしても、年齢はそんなに違わないから年齢的なものじゃ無いと思うんだけど(笑)、やっぱり全然違う。どう違うかというと、簡単に言っちゃうと、肉が好きか魚が好きかみたいなもんで、立川はたとえばガチガチの車が好きなんですね。僕はどっちかというともう少しそれよりも柔らかいセッティング、ある程度車をロールさせる方が好きなんですが。立川にセッティングやらせるとガチガチにしちゃって、そんな車でレースやらないといけないから、どっちかというと今年は立川にセッティングやってもらってたんで、立川セッティングのまま僕が乗ると。人の車に乗るような感じなんですが、けっこうこれが難しくて、ガチガチだと。立川に「どうやって乗るんだよ」って聞いても教えてくれないんでね。この場を借りて聞こうかと思うんですけれど。どうぞ。
- 司会:
- 逆に立川さんのほうは。
- 立川:
- まあ、乗り方は企業秘密なんで教えられないんですけど。どうして同じ車乗ってて違うのかはドライバーによって好みがあるんで、同じようなタイムで走ってても違うんで、走り方って言うのは。それに合わせてセッティングしないといけないんですけれども、今年はずっと僕がセッティングやらせてもらってて、竹内さんが言ったような違いがあるんですけれども、竹内さんがそれに合わせてなんとか乗ってくれているんで、レースでもそのまま乗ってくれて走ってくれるんで、その点は僕は自分のセッティングで走らせてもらってるんで、すごくやりやすかったんですけど。竹内さんが合わせてくれなければ僕もそういうセッティングで走れないんで、本当に感謝しています。逆に竹内さんが合わせて乗ってくれるんで、それが出来ないドライバーだと、どうしようかっていう話になっちゃうんで、その点はだいぶ助かりました。

- 司会:
- ここにお二人のヘルメットがございまして、ピットと車とのインカムが付けてますが、監督とドライバーが運転しているときに必要なものですけれど・・・。
- 竹内:
- (インカムを手に取って)ここに、車側にこういうのが付いているんですけれども、ここの中に口元にマイクが付いていて、一応イヤホンみたいなのをしてるんですね。で、乗るんですよ。で、イヤホンを通じてそれを聞いてしゃべるんですけれども、それがねぇ・・・聞こえない。はっきり言って聞こえない。なんで聞こえないかっていうと、なにしろ車の中ってすっごい音なんですよ。エンジン音もそうですし、ミッション音、機械音もすごいし、もうその中で、ピットから当然前の車との差とか、そういう情報を聞くんですけれど、聞こえないですね。ピットインするときはボードの方を見やすくして、サインボードを出してあって、残り周回数とか、ラップタイムとか、前の車と何秒差だとか、当然そういうインフォメーションをするんですけれども、やはり緊急を要する時があるんですね、レースっていうのは。たとえばクラッシュが起きてセーフティーカーが入るっていうときは、ピットに入る方が得なときがある。そういうときに無線はかなり有効であって、ピットに入った方がいいかどうかっていうのをドライバーも判断するけれどもピットも判断してくれますから、その意見を聞かないといけないんですが、聞こえない。
- 司会:
- 聞こえないときは大声で叫んでるんですか?
- 監督:
- いろいろなことは一応言ってますよ。聞こえる聞こえないは別にして、必要なことを指示はすると。サーキットはけっこう広いんで、場所によって聞こえるところはあるんですよ。なので、だいたいこの位置だと聞こえるかなというのを狙って言えば聞こえるときもあるかな、と。それ以外は、大した話はしてないんですよ(笑)。たとえば、今日の予選終わったら何食いに行くとか。ま、話戻しますけど、さっきのドライバーの走りの違いを説明しましょう。決定的な違いは、彼女の趣味がまるで違う、ということですね(笑)。わかりやすく言うとそういうことなんですよ。もっと専門的に言っちゃうとですね、立川の場合はブレーキを左足で踏むんですよ。
- 司会:
- あ、よくヒールアンドトゥっていう・・・
- 監督:
- まあ一般的に言う。油圧をブレーキを踏んで軽くアクセルを踏んで合わせる。立川の場合は左足でブレーキを踏んでクラッチは踏まない。アクセルをポンと踏んで回転数を合わせてシフトを変える、と言うところで走り方が決定的に違う。それによって車の挙動が違うから、挙動をなるべく変えないようにするためにセッティングを変える。企業秘密なんて言ってましたけど、わかりやすく言うとそういうことです。
- 司会:
- けっこう大きな違いですよね。
- 監督:
- そうですね。それによってどうこうというんじゃないんですが、それぞれにドライバーが工夫をしている。それは走り方によっていろんな車の方を合わせていくんです。タイヤを合わせたりとか。一般の街に走っている車とはかなり違いますけど、参考までの話なんで、みんなもブレーキを左で踏んだりとかはしないでください。危険なんで。

- 司会:
- それでは今日ご来場頂いた皆様の方から、ドライバー、監督に何かご質問があれば、なんでも。プライベートのことでも結構です。どなたかご質問のある方いらっしゃいますか。
- 客:
- 先ほど車の中を覗いてたんですけれども、真ん中の辺りにボタンがたくさん付いていたんですが、あれは運転中に操作したりするんですか?
- 竹内:
- そんなもの付いてました?(笑)ほとんどあまりいじらないですね。ボタンって言うか、基本的には中で出来ることって限られていて、前後のサンバイザーをいじるとか、ブレーキバランスをいじるとか、そのぐらいしか。いじるなよって言われてもね、あんまり乗ってて変なところいじるとあとで怒られちゃうんで。なんかいじるとパワーが上がって速くなるのかなとか思うんですけど、ほとんど上がらないです。
- 客:
- なんか、ちょっと押すとジェット噴射するとか・・・。
- 竹内:
- そういうのお願いしてるんですけど、違反らしくてだめだって。
- 客:
- ありがとうございました。
- 司会:
- ファイアーっていうボタンがありますよね。
- 竹内:
- 押すとファイアーが出るんじゃなくてファイアーを消すんですよ。火が出たときに押すと、中に粉が蒔いて・・・。
- 司会:
- 他にどなたか。
- 客:
- 優勝おめでとうございます。最後の、優勝5周前とか無線でどういう指揮というのを監督は出しているんですか?どういう気持ちで、止まったら大変だというのもあるでしょうけど、その辺を教えていただければ。
- 監督:
- 指示と言うよりも、本当のこと言いますと「早くレース終わらないかな」という部分を気持ちの中でずっと持っているのがまず第一で「早く終わってくれ」と。戦略的にはですね、たぶんドライバーの方もある程度安心してるのは、走り方を見るとだいたいわかるんでね。たとえば後ろの車に何秒で走ってる、10秒で走ってると。それを見ながら合わせながらコントロールして走っている、詰められたらまたすぐ離したりだとか、っていうのが残り周回数少なくなってくると出てきますんで、そういうのをこっちで感じられるときはドライバーに任せますんで、あまり余分なことは言わないです。かえってそれによって集中力を妨げたりしちゃうんで。緊急に何か突拍子もないことが起きそうだ、とか起きたとかいうときは指示は出します。その時はドライバーも早く終わってくれないかなっていうのが先だと思います。
- 客:
- もう一つ、ドライバーの方に。優勝したときにプライベートを含めていろんな人に電話をすると思うんですが、竹内選手と立川選手は誰に、どんな電話をしたんですか?
- 竹内:
- 多くの電話をいただいたり、メールをいただいたりするんですが、まずはうちの奥さんですかね。立川は彼女がいっぱいいるんでどれだかわかんないですけど(笑)。
- 立川:
- 僕の場合は、勝ったときは電話する暇もなくみんなが集まってきて、終わって記者会見してチームに帰ってきて大騒ぎして、わ〜っとやっている間に飛行機の時間になっちゃって急いで帰ったんで。そういう状況だったんで、帰ってからゆっくりいろんな人に報告しましたけど。
- 客:
- いろんな人?
- 立川:
- (苦笑)いろんな人・・・まあ、いろんな人ですね。
- 客:
- ありがとうございました。
- 司会:
- 他に・・・。
- 客:
- ちょっとマニアックな質問だと思うんですけど、最終戦のスターティンググリッドでマッシモスープラを見たんですけれど、助手席にパイプのものすごい大きいのが出てたんですけど、あれは一体何ですか?
- 竹内:
- よくご存じですね。実はあれはあの中にファンが入っていて、要はドライバーに風を当てるための扇風機みたいなのが入っているんです。あのダクトを通して風を送ってもらってドライバーを冷却すると。最終戦車が変わったので、今まで違うところに付いていたものが助手席にど〜んと付いちゃったから、多分目立ったと思うんですが、あれ無いとね、死んじゃう。
- 客:
- 逆に暑そうに見えたんで・・・。
- 竹内:
- あれは実はね、冷たい風が入ってくる予定のものなんですが、たまに温風が入ってくるんで困ってるんですけど。
- 客:
- ありがとうございました。
- 司会:
- 車の中は100度とかになっちゃうんですよね。
- 竹内:
- それは大げさですね。6〜70度。
- 司会:
- 6〜70度?!
- 竹内:
- 6〜70度でもかなり暑いですね。ちょっと温度の低いサウナかな。そこにいわゆるレーシングスーツ着て、燃えない服着てるんですが、、それがまた生地が厚いんですよね。それを着てなおかつ中でず〜っとやってるわけじゃないですか。ほんとにきついですね。夏場は。
- 立川:
- 本当にしんどいのは、乗ってみないと実際にはわからないですけど、夏場なんかはクールスーツ着てて、ジャケット見たいの着てるんですけど、中に冷たい水がクーラーボックスから循環させるようになってるんですけど、それがあればまだ我慢できるんですけど、TIで優勝したときも、実は途中で壊れまして、もうとてもじゃないけどっていう状況になって、普段は空力のために窓閉めて走ってるんですけど、途中で窓開けて、「もうだめだ」と思って窓開けて、最後の10周くらい手とか震えちゃうくらいの脱水症状になってて、降りてからちょっとダウンしましたけど。
- 客:
- (場内のモニターについて)ちょうどTIで優勝したときの様子がやってて、「クルージングみたいな」って言ってたんですけど。
- 竹内:
- 実はね、今だから言えるんですけど、もうバテてていっぱいいっぱいだったの(笑)。脱水症状ってね、みなさんなられたことがあるかどうか分からないですけど、始めに乗ってると「うわぁ、あっついなぁ」ってなってくると、そのうちだんだん手の先が痺れてくるの。で、そうなってくると「やばいなぁ」と思うんですけど、どうにもなんないね。どんどん頭がぼーっとしてきて暑くてしょうがないんだけど、ある一定の限度を超えるとね、すーっと寒くなるの。暑いの限界を越えると、身体が急に冷たくなるっていうかね、涼しくなる。恐いですよ。そうなると身体的にはかなりやばいらしいですけどね、医学的には。今年立川は何度か経験してて、「涼しくなって最後は楽でした」って言ってたけど、よく本人分かってないんじゃないかな(笑)。実はかなり身体には、かなりやばい状態らしいです。

- 司会:
- それでは他に・・・。
- 客:
- 今年の車からABSが禁止になったんですよね。ABSがあるのとないのでは全然違うものなんですか?
- 竹内:
- 全然違います。どう違うかって簡単にいうと、ABSがあるときは、ブレーキングポイントが来たときに思いっきりブレーキを踏むんです。全ての力をブレーキに注ぐくらい。バ〜ンっと思いっきり蹴るように。そうすると勝手にABSが作動してくれて、一番良い制動を、マックスの制動を出してくれるんですよ。で、今までずっとそういう乗り方をしていたのが、急に禁止ですよと言われたら、おんなじように踏むとブレーキが簡単にロックしちゃうんですよ。逆に言うと微妙なコントロールをしなくてはいけないので。みなさんの車にはほとんどABSが付いているんですが、おそらく雨の日に工事している道路の鉄板の上を走ったときにブレーキを踏むとガガガガっていうと思うんですよ。それが無くなっちゃって、ブロックして滑って行っちゃうわけですから、今まであまりブレーキに神経を使っていなかったわけですが、無くなってからはすごい神経を使うようになりました。
- 客:
- 立川選手に質問なんですけど、ヨーロッパの方でF3000を乗ってきたようですが、フォーミュラニッポンとの違いとか、来期に向けてどういう体制かとか、来年の活動はいかがかな、とここだけの話で教えてください。
- 立川:
- ヨーロッパのF3000は、基本的には日本のフォーミュラニッポンと一緒ではないですけど、むこうは車もエンジンも全部一緒って言うことで、いろんなものが競争しているフォーミュラニッポンよりは車のレベルって言う意味では若干下というかそういう感じにはなるんですけど。とりあえずテストに行ってきて、テストは良い状況だったんですけど。まだ来年に関しては本当に未定で、いろんな状況があるんですけど、はっきりとした報告は、まだ確定していることはないんで来年どうするかとかはこの場ではちょっと言えないんですけど。ただいろんな状況があるんで、日本でやった方が良い場合とか向こうでやった方が良い場合とか、ただ単にヨーロッパが良い、とかそういうんではないんで、ヨーロッパに行くんだったらどういう体制で行くとか、そういうのがあるんで、ちょっとまだ来年どうなるかっていうのは分からないですけど。
- 司会:
- それでは最後にみなさんの方から、今年の感想と来年のことを。
- 監督:
- 今年は苦戦しながらも1勝は出来たということで、一矢は報いたかなという感じで、全般的には個人的には80点かな、という感じでGT選手権は終わったんじゃないかな。残りの20パーセントは何なの?というとやっぱりチャンピオンを取れなかったというのがあって、来年はチャンピオンという形で行きたいかな。
- 竹内:
- 今年はもう終わってしまったんですけれど、来年に向けてはまず今年よりも良い成績を修めたいな。ドライバー誰しもそうだと思うんですが、どうやったらもっと早く走れるんだろう、というのを常に持っていて、僕もさっきの左足ブレーキじゃないんですけれども、今オートマチックの車乗ってるんですが、街で左足ブレーキの練習をしてて、なんとかそれをものにできないかなと考えてる最中なんですが。そうやってどんどんどんどん向上心を持って、より速く良いレースを見せられるようにがんばりたいと思います。
- 立川:
- 今年僕にとっては同じ体制で2年目なんですけど、今年はやっと優勝できて、スポンサー、チーム。今年一緒にやっている竹内さんにやっと結果で恩返しすることができたかなと思ってます。これをステップに来年はどういう形になるか分からないですけど、今年と同じような状況で乗れればもうステップ、1回優勝とかで喜んでいるんではなくてチャンピオンをきっちり取りにいくようなレースをしたいと思っています。
- 司会:
- どうもありがとうございました。