[その1(かもさん)]
またしても予選日を見ることが出来なかった。(--;
3:30ころに FISCO近辺に到着....とてつもない行列が FISCOの周りに出来ている。さすがの GT&GWか....
2000年モデルに変更された 38号車。顔つきが変わっている(ヘッドライトね)
シェイクダウン後、あまり走りこんでいないマシンではあるが、基本的な性能は既に証明されている(決して良いとは言えないが)。今年は今のところ BSのタイヤも良いよう(というかミシュランが失敗?)なので、結構期待できる。なにせ、緒戦は 1999年モデルでスープラ勢トップだ。
しかし、NSX速い。特に 18号車は速い。見るからに速いのである。そして、何の苦労もなく1コーナーをクリアして行く....「こりゃあかん」と思った。(^^;
他は2台はマクラーレンGTRが速い。直線は。
スープラ勢はやはりイマイチ....GT-R勢もどうも良くない。
というか、18号車が速過ぎてよくわからなくなってしまった。(ぉぃ)
無事にスタートを切って行く各車....
序盤から予想通り 18号車が逃げる。速い!毎ラップ 1秒か?
序盤でスープラ4台(?)が消える。地道に生き残って順位を稼がないとイケナイスープラ勢なのだが、運にも見放されている感じ。
38号車(竹内選手)のペースは悪くないのだが、21号車を先頭にする集団の中であえいでいる感じ....前も後ろも接近していて気が抜けない。
集団のままレースが進む....既に18号車は別世界に突入。
ピット作業とそのタイミングが順位を大きく変えそうだ。
ニスモが早いのはいつものことだ。マクラーレンGTRはドライバーチェンジで戦線離脱するだろう(ぉぃ)、スープラはどうなるか....
トップ集団が続々とピットに入ってくる。
38号車もほぼ中間でピットインした。そして、ピットアウト。
出た場所は 8号車の直前であった。タイヤが温まってない(?)このラップでは既に数ラップしている8号車が有利。
立川選手のラップが安定するまでに抜かれていた。(これはしゃ〜ないか)
立川選手のペースは速い。すぐさま 8号車に追い付く。
1コーナーで並ぶ。抜けない....
次は 1コーナーインを刺す!
インに入りこんだ。しかし、土屋選手(どりきん)は譲らない、並んだまま 2コーナーを立ち上がっていく....
ここで私の視界から 38号車と 8号車は消えた。
あのまま並んでいると Aコーナーの突込みでは 8号車がイン側になる。「このラップでは抜けなかったかな?」と思いながら、2コーナーの先を眺めていると、おかしい。
1コーナー内側の観客の視線が2コーナー側に向いている。移動している人もいる。
何かが起こった。
「やっちまったか?」と私は思った。
場内放送はまだこのアクシデントに気がついていない。砂煙が 2コーナーの先で上がっている。
しかし、38号車は戻ってきた。が、8号車はいない。
「押し出したな」と私は思った。
あのまま 2台が並んで Aコーナーまで行くことは難しい。
救急車が出る、不穏な空気が流れるが、38号車にダメージはないようで、私はあまり気にせずにレースを見ていた。
その後も 38号車のペースは悪くない。
1号車をかわし、4位に浮上。さらに12号車をかわして 3位浮上....すばらしい。
しかしここで前を走る 2号車とはかなりの差が開いていた。
「ここで後ろ見たらだめでしょ」と私はこの時点でいでっちに言っていた。
後ろは 6号車。徐々に間隔が詰ってきた。ガードナーも遅いドライバーではないが、トンでもなく速いわけではない。これは 38号車のペースが悪いのでは??
ある意味予想通りであったが、こういうときにペースを維持できないのはあまり良くないと思う。レースはまだ 15周以上あり、何が起こるかわからないのである。2号車にトラブルが出たら?そのとき、後につけることが出来ていればオーバーテイクも可能なのである。まして、トップは未だに信頼性にはてなマークがつく NSXだ。
6号車が直後に迫ってきた。と、ここでペースが上がる。(^^;
やっとムチが入ったようだ。徐々に引き離し、3位表彰台が見えてきた。昨年の FISCO以来の表彰台だ。
18号車はそのままペースを維持してフィニッシュ、そして 2号車に続き 38号車がチェッカー。3位表彰台。
予選順位から考えると悪くない。むしろ良い結果だし、立川選手は(またしても)コース上でオーバーテイクを見せている。
グランドスタンドに移動し、表彰台を見る。
勝手にシャンパンを開ける寿一と金石選手。(^^;
立川選手のシャンパンは一番最後に開いた....久々の表彰台、しかもレース内容は悪くない。しかし、立川選手のインタビューはさほど嬉しそうではなかった....
途中でちょっとペースが落ちたのが気になるが、今回のレースは良かった。結果もあるが、それよりも攻める走りが随所に見られた。
長い渋滞を抜け、途中で友人(掲示板への速報もしてくれているりえさん)から電話が入る。立川選手が殴られたらしい。と。(実際には殴られてはいないようです)
8号車を押し出したことで問題になっていたらしい。
後日、問題の2コーナーの状況を確認しようとスカパーをチェックしたが、残念ながらその映像は撮られていなかった。
推測だけで物事を判断してはイケナイが....
8号車がクラッシュした場所は Aコーナー手前だった。あそこは普通の状況ではコースアウトする場所ではない。おそらく接触(かそれに近い状況)があったのだろう。
押し出したのか、そうなってしまったのかはわからない。
だが、言えることは、そこで簡単に譲ることができるドライバーに魅力があるか?ということだ。
逆に本当に悪質な幅寄せをしていたとするならばそれは問題だが....
立川選手も土屋選手もそれぞれに大きな魅力を持っているドライバーだと思う。
それだけに真剣に競っている時にある接触などでバカな行動(幅寄せであったり、その報復としての暴力)には出て欲しくないと感じた。
この決着はコース上でクリーンに決めていただきたい。