[かもさん]
予選日は別件のために観ていない。
伝え聞く話では、どうもスロットルの不調でまともに攻められなかったようだ。それでも7番グリッドは御の字か。
天気予報では雨との事だった。しかし、鈴鹿はちょっと雲は多いが雨は降っていない。むしろ日がさすほどであった。
どうもぱっとしない感じ。タイムも出ていないようだ。
フリーはチームがどのように走っているのか不明なので、そんなに気にする必要も無いのかもしれないが、それにしてもあまりにも下位に沈んだ。
今年最後のレース、マシンうんぬんではなくきっちり走ってもらいたいのだが。
シケインで観戦。すっかり晴れ。暑いくらいだ。私が持ってきたトレーナーとジャンバーの立場はいかに。(笑)
スタートが切られる。
グリッドが見えないし、モニタも無いのでよくわからないが、ダンロップを駆け上がるマシンの順番を数えると、8位で通過。う〜む、抜きにくい鈴鹿なだけにスタートが良いほうの立川選手にしてみるとスタート勝負という面も強かったのだが、そうはうまくは行かなかった。
淡々とレースが進む。やはり鈴鹿は抜けない。徐々に縦長の展開になる。
こうなってくるとレースが動くのはピット作業しかない。その前後でペースアップできれば、入賞圏内は見えてくる。
立川選手は早めのピットイン。今回は無事にコミュニケーションも取れていたようだ。ピットに滑り込む立川選手。
が、ここでエンスト。挙句クラッチが噛んでしまい(?)再スタートもままならない。20秒、30秒と虚しい時間が過ぎていく。
なんとかコースに復帰するが、既に周回遅れになりそうな位置。これで立川選手は完全に勝負から脱落した。
残りの周回は淡々と走るのみ。
結果12位、かろうじて周回遅れにはならなかったが、どうも噛み合わないままにストレスのたまるレースとなってしまった。
GTに引き続き、なんとも不完全燃焼のレースでシーズンを終えることになってしまった。
結局「結果が残らない」シーズンとなってしまった。予選での速さは証明できているし、決勝でもトラを簡単に前に行かせなかったり、タイヤ交換のアヤで前に出たり、抜きにくいレイアウトのサーキットのコース上でオーバーテイクを見せたり....よいレースをしてはいた。
が、結果が無い。4位では正直不満だ。
何が足りないのかはわからない。少しの運なのかもしれないが、それを自らの手で引き寄せるような何かが足りないのか....
しかし、茂木で見せたような強烈なパフォーマンスはやはり立川選手の能力をあらわしていたと思うし、後半安定して好グリッドを得ているのもよかった。
立川選手、スタッフの皆さん>
ちょっと不満も残るシーズンだったとは思いますが、ほんとうにお疲れ様でした。(^^)
さて、来シーズン、国際F3000といううわさもある。
目の前で立川選手の走りが見られなくなるのは残念だとは思うが、チャンスがあるのであれば、それをうまくつかんで世界にはばたいて欲しいとはもっと思う。
世界に出ることはかなりのリスクを伴うが、トヨタの後押しもあるのであれば、それは嬉しいことだと思う。
どうなるかは今の段階では解らないが、とにかく2001年が立川選手にとって飛躍の年になれば良いな。と思わずにはいられないのであった。