
Formula-Nippon 第5戦 鈴鹿東
[トークショー]
永田さんが遅れているので、先にチャリティオークションを行う。
- 司会:
- さあ、それでは、素敵なゲストドライバーを紹介しましょう。本当に忙しい中来てくれました。大きな拍手でお迎えください。まずは、ドコモダンデライアンの道上龍選手!!(道上選手登場)よろしくおねがいします。
- 道上:
- へへ。(軽く挨拶)
- 司会:
- クールですねぇ。そして、コスモオイルセルモの立川祐路選手!!(立川選手登場)よろしくお願いします。(二人席に着く)・・・それでは、チャリティオークションということで、お二人ともよろしくお願いします。
- 二人:
- はい。
まず、道上選手のサイン入り生写真。道上選手が「100円から」と言うと、横から立川選手が「200円」とせり上げ、「買いたいの?(笑)」と場内をわかせる。道上選手の写真は3000円で落札。買った男性の奥さんが道上選手のファンだったので、ステージに上げてもらい、記念写真を撮る。
続いて立川選手。「本物の顔よりも大きい」生写真は100円から。あっという間に「5000円!」「7000円!」「8000円!」という声が上がり、立川選手自らストップをかけ、5000円でじゃんけんに。じゃんけんに勝った女性も記念撮影。
ここで永田さん登場。
- 永田:
- FDの記者会見入っちゃいまして。土曜と日曜の一緒にやるからすんごい時間かかっちゃって、ごめんなさい。は〜、疲れた。何話してたの?あ、チャリティやってたのね。走ってきたから息上がってるわ。だめだな。こりゃ。・・・それはそうと、こんなに暑くなりましたけど、雨降ってるよりは、道上さん、良いんじゃないですか?
- 道上:
- 周回がすごい長いんで、そうでもないですね。
- 永田:
- 昨日の午後に、土屋さんと飯田さんとかと、誰が決勝いくだろう、って話してると必ずどちらかの名前が出てくるんですよ。期待かかってるわけですよ。昨日の午後っていうのは、どうだったんですか?
- 立川:
- 1回目の予選は良かったんですけど、2回目の予選でコンディション悪くなって。
- 永田:
- シビックとか走って、コースコンディション荒れてたのかな。
- 立川:
- そうですね。思いのほか、状態が良くならなくて。涼しくなるかな、と思ってタイヤも取って置いたんですけど、逆に暑くなっちゃって。
- 永田:
- 最初から2セット目は使っちゃおうっていう頭は持ってたの?
- 立川:
- そうですね。1回目に行こうかなと思ったんですけど、ちょっと車の不具合があって2回目に持ち越したんですけど、結果的には行っちゃった方が良かったですね。
- 永田:
- 道上さん、どうだったんです?
- 道上:
- 僕は、2回目もっと気温下がって、ピットでも状況良くなると言ってたから、一応タイヤ残してたんですけど、なんか全然、急に暑くなって、湿度がすごい高かったんで・・・コンマ2、3秒違いましたね。
- 永田:
- 朝はどうだったの?
- 道上:
- 朝は・・・だめでしたね。12番手くらい。
- 永田:
- それは、三味線弾いてたとかじゃないの?
- 道上:
- ガスを、満タンでのバランスがあまり・・・。
- 永田:
- でも、敵に・・・立川選手達に見せちゃうのやだから、ここで手応えだけ感じればいいや、ってあんまり踏まなかったとかじゃないの?
- 道上:
- いや。一生懸命走ってたんですけど。
- 永田:
- そうですか?
- 道上:
- でも、抜けないですからね。遅い車前に走ってても。
- 永田:
- 立川選手も抜けないですか?抜かさないような走りをしてるからじゃなくて?
- 立川:
- いや、抜かさないようにっていうか、ふつうに走ってても抜けないですよ。
- 永田:
- 抜けない?東コースって去年、ショートカットのショートカットくらいでやったんだけど、あれとほとんど変わらないですか?状況としては。
- 立川:
- 変わんないですね。去年は90周使ってやっと一台抜いたくらいで。
- 永田:
- じゃあ70何周になると、数字的に不可能になってしまいますけど。
- 立川:
- そうですね。無理をすれば・・・。
- 永田:
- それは、この暑さの中で車も厳しい闘いになるし、ピットに入る作戦みたいなのあります?どういう風に流れを変えるとか、走り出さないと分からないですか?
- 立川:
- そうですね。その状況に応じて・・・あと疲れたとき(笑)。
- 永田:
- 佐藤さんは見逃してないと思うけどな。そうそう、モノコックって新品になったの?
- 立川:
- なってないです。
- 永田:
- そんな話、佐藤さんがしてたけど。
- 立川:
- なんか、本に書いてありましたけど、僕何も聞いてないんですよ。今のところ全然そのまんまですよ。
- 永田:
- そうなんだ。
- 立川:
- だいぶ、セッティングでカバーしてフィーリングが戻ったんですよ。タイムだけが出ない。
- 永田:
- テストでは良いし・・・どうして本番近くなるといやいやをするんでしょうか?それはご自身がいやいやしてるの?それとも車なの?
- 立川:
- 何ですかね?
- 永田:
- 道上選手も去年のあの苦労と、良い道具をもらって、どうなの?
- 道上:
- 僕としては、また苦労してますね。同じレイナードですけど、セッティングのデータが無い分、ずっと苦労してます。
- 永田:
- 去年は全く違う車で走ってましたからね。それはやっぱりかなり大きな問題?
- 道上:
- 去年は同じローラ使ってましたから。レイナードは全然データ無いところでやってるんで。
- 永田:
- それは蓄積されたノウハウの部分が劣ってるのが足らない分?
- 道上:
- そうですね。だからいつも予選でも7〜8番手とかで毎戦スタートしてるんですけど。あとやっぱりトラブルが多くて、あんまり完走してないのがちょっと悔しいですけど。
- 永田:
- ここだと抜けないってことだし、もう予選終わっちゃった訳だから、あと立川選手、よーいドンだけじゃないですか?
- 立川:
- よーいドンとタイヤ交換の入り、それしかないですね。
- 永田:
- 今日、虎之介のところのピットはすごいテープ長く貼ってましたよ。ぎりぎりまで30メートルくらい。
- 立川:
- 長いですよね。どこまで行っちゃうんだろうって。
- 永田:
- 虎之介のリクエストらしいですけど。だめだったら切って、って。あれくらい欲しいですか?
- 立川:
- ピット入り口くらいまで引っ張ってもらえると。
- 永田:
- 入り口までね・・・入り口まではどうかな?
- 立川:
- そうすればきっと間違えることもないかな、って。
- 永田:
- 前回間違った人いましたからね。
- 立川:
- あの・・・おとといちょっと僕も他のピット行きそうになっちゃったんで。ぼーっと考え事しながらピットロード走ってたら、5ZIGENに止まりそうになっちゃった。
- 永田:
- 5ZIGENと立川選手のところって似てたっけ?
- 立川:
- レースのときはちゃんと着替えてるんですけど、テストだと服が違うんで。
- 永田:
- そっか、半袖の人とか短パンの人とかいるもんね。本番では間違うこと無いでしょ?
- 立川:
- 無いと思います。
- 永田:
- ピットロードって60km/hだけど、60km/hの制限まではかなりスピード出してるんですか?
- 道上:
- そうですね。ピットロードは稼ぎどころだと思うんですけど、けっこう怖いです。クラッシュしたら逃げ場無いし。
- 永田:
- 60km/hの制限までは思いっきり行こうと思うわけですか?
- 道上:
- もう全然全開です。で、制限始まるところでフルブレーキング。
- 永田:
- やっぱりそこで稼がないとっていうのがあるのね?じゃあピットロード入ってきて、そこでリミッターかけて、そこまでは全開で・・・。チームとしてはピットロード入ってきてタイヤ交換するのにどのくらい見てるの?
- 道上:
- ピットロード入って、ピットレーンでリミッターかけるところまで5〜6秒。
- 永田:
- で60km/hで走ってきてタイヤ交換終わって・・・20秒はかかる?
- 立川:
- いや、もっとかかります。25秒まではかかります。
- 永田:
- それだけ稼いでいれば、貯金があればってことになりますね。そういうレースは当然してくれますね?何かあるかもしれないんで、この暑さで。
- 道上:
- 絶対走り切らないといけないですね。
- 永田:
- 走りきる、っていうのはけっこう大きいですね。スタートでどうしよう、っていうのはあるんですか?
- 道上:
- もう前見て走るしかないです。2台くらい抜きたいです。
- 永田:
- 2台くらいね。あれ、右に左に行くとかは、瞬間的に判断するの?アウトから行ってやろうとか、中から行ってやろうとかっていうのは、乗った時点で考えるの?
- 道上:
- その時ですね。前の車の動き見て。
- 立川:
- その場で。
- 永田:
- 話してるとあっという間に時間来ちゃいますけど、このあといよいよ決勝です。今日は、どんなところを見てもらいたいですか?
- 道上:
- ショートカットとかみんな見てると思うんで、あの辺で距離が近づくんで、面白いんじゃないかな。
- 永田:
- 立川選手は?表彰台来てよね。
- 立川:
- だいぶ遠いんでね。今回は行きたいですね。
- 永田:
- 記者会見でお待ちしてますから。
- 立川:
- ここんとこスタート良いんで。狙ってると失敗したりするんで、どうでもいいやって感じでスタートするとけっこう前に行けたりするんで、スタートでできれば何台か抜ければ良いな。抜けないと、ちょっとつらい。
- 永田:
- まあ、みなさんが応援してくれれば問題ないと思います。この後の決勝楽しみにしててください。どうもみなさん、ありがとうございました。(二人退場)