5:30に東京を出発。夏休みのせいか首都高が混んでいる。と思ったら東名も混んでいた。高速でいかにもGTを見に行きそうな車(GTRとかハチロクとか)を数台発見する。結局7:30前に1コーナーに車を停めることができた。
今回はパドックパスを持っていなかったのでグラスタのセルモのピット前からパドックの様子を窺うことに。が、マシンはまだ車検中。予選は10:30〜なのでタイヤしか置いていない。立川選手もまだ来ていないようだ。この時点で大雨だったのでグラスタでぼんやりとサポートレースを見ながら予選が始まるのを待つ。
10:30からの予選はサントリーコーナーに移動して観戦する。SKの予選の時に降っていた雨が影響してウェットコンディション。空は晴れてきたので路面はすぐに乾きそうだ。最初に出てきたのは竹内選手。開始後10分にサントリーコーナーで100番のレイブリックがスピン。なんとか再スタート。まだ路面が完全ではないのであちこちでスピンする車がある。
開始後16分、38番は1分36秒909で4位につける。が、他のチームも35秒台34秒台を叩きだし、500クラスの走行が終わった時点でトップは18番のTAKATA童夢NSX。6、1、100、36、12と続く。
300クラスの走行になって路面はほとんどドライに。途中ダンロップコーナーで84番がクラッシュしたため赤旗中断があり、11:22に再スタート。いよいよ立川選手の登場である。ところが待ちに待った立川選手の走行は3周だけ。1回のアタックで基準タイムをクリアしてしまったようだ。あっさりと竹内選手と交代してしまう。
10:30に竹内選手が出てきたと同時に再び雨が降ってきた。サントリーコーナーではまたもやスピンする車が続出する。終了5分前に雨がやむとあっという間に路面は乾く。竹内選手は後半8周走って1分29秒209で7位。トップは1分28秒271を出した36番。今回は空を味方に付けたチームが勝ちかも知れない。
2回目の予選は電光掲示で順位が確認できるヘアピンで観戦することに。完全にドライな状態で14:40に走行が開始されたが、南側の山の辺りに怪しげな雲と白い壁が。いつ雨が降っても良いようにポンチョを用意しておく。
今回も最初に走ったのは竹内選手。2周走ってピットイン。セッティングを調整して7分に再びコースに戻る。開始後13分の順位は、36、35、6、38、39、64とスープラ勢が大活躍。そこに37番、18番と100番が絡むという状態。一時は上位6台にスープラ勢が並んだ。上位陣でめまぐるしく順位が変動し、20分の走行を終えて、38番は8位という結果であった。
15:20に20分間の300クラスの単独走行が終わり500クラスが再び登場。空はいつ雨が降ってきてもおかしくない状態になっている。そんななかで38番に乗って出てきたのは竹内選手。雨が降ってくる前に少しでも順位を上げておこうという作戦のようだ。どうやら立川選手の出番はなさそうだ。
3周走った時点でヘアピン付近は土砂降りになり、各チーム急いでピットに入り、タイヤ交換をする。しかし大雨の中走るのは、ウェットコンディションでのセッティングを試すチームか基準タイムをクリアしていないドライバーだけ。結局そのまま予選が終了してしまった。
トップは36番で1分26秒906。2位が35番、3位が37番とトムススープラがトップ3を独占。以下、6、100、39、18、38とマッシモスープラは1分28秒028で8位からのスタートということになった。
開門後の混雑を避けるためゲートの前で車中泊し、4時にゲートオープン。ゴールデンウィークの時より開門が早かった。1コーナーに場所をとり、グラスタでピットの様子を窺ってからヘアピンへ移動。
8:30のコースオープンの直前にヘアピン付近はどしゃぶりになる(どうやら他の場所はあまり降っていなかったようだ)。全チームあわててタイヤを替える。開始後4分、38番のマシンが登場。立川選手である。土曜日にほとんど走れなかっただけに、雨の中でも活き活きと走っているように見える。2回目のアタックで4番手のタイムを出すなどセッティングも良いようだ。その後6周ほど走って竹内選手に交代した。
中盤他のチームのタイムがあがって38番は電光掲示から姿を消していたが、竹内選手が最初のアタックで5番手に。20分に雨がやむと上位争いも白熱するがトップを守ったのは18番。2位は1番。16、12と続き38番は最終的には5位だった。雨のせいで軽く調整するだけのチームもあったようだが、決勝も雨に左右される展開になると、勝負は一段と混戦模様になるであろう。
1コーナーでC/SNCを観戦。9:30にスタート。全車勢い良く1コーナーに攻め込み接触する車やコースアウトする車が・・・その瞬間、13番のマシンが宙に舞い2回転半して逆さまにコース上に落ちた。後続の車もマシンを止め、ドライバーの救出作業に向かう。当然赤旗が出され中断。ドライバーは救急車で運ばれて10:10に再スタートした。結果は・・・良く覚えてません(^-^;。
マーチの決勝は11:00にスタート。かわいい車に似合わない抜きつ抜かれつぶつかり合いの激しい展開。特に激しかったのは夫婦で参加している34番と35番。お互いに遠慮がいらないので容赦ない。それでもトップを走っていた35番の旦那さんは最終コーナーで奥さんにトップを譲って見事に夫婦1-2フィニッシュ。賞金と北海道旅行の往復ペアチケットをゲット。
12:35からはF4の決勝。5番、15番の5ZIGENの2台と88番が激しくバトルを繰り広げた。15番は中盤からどんどん順位を上げ、5番が自滅したためトップに。そのままフィニッシュした。
13:25から15分間のスタート進行。38番を確認するとなんと立川選手が運転している。これまではいつも竹内選手がスタートドライバーだったのでちょっとびっくり。調子はかなりいいようで、1分30秒385で3位のタイムを出すなど決勝に向けて期待が高まる。
14:10、いよいよフォーメーションラップ。そしてスタート。予選8位の立川選手はアウトから良いスタートを切る。1コーナーで7位のマシンと並ぶがアウトからでは抜くのは難しい。1周目の順位は36、35、37、6、39、100、18、38。そして後ろからは64番が追い上げてくる。
3周目に1コーナーでアウトから18番を抜こうとするがかわされ順位変わらず。しかし次の周で今度はインから攻め見事18番を抜いて7位に上昇!!さらに5周目には39番を抜いて6位に。9周目に37番が緊急のピットインでタイヤ交換を行ったため上位から脱落。期せずして5位に上昇する。Fニッポンのレースではセッティングに悩まされて苦労しているだけに、今回の立川選手はひときわ輝いて見えた。
上位陣は10周目に6番の野田選手が35番を、11周に36番を抜いてトップに躍り出てどんどん差を広げていく。立川選手と前を走る100番の飯田選手との差は少し広がったように思えるが、反対に背後からはじわじわと39番が近づいてきているので油断できない。15周目には100番は35番を抜いて3位に上昇する。
20周を終えた段階で、トップの6番と2位の36番の差は10秒近く開いている。一方、36番、100番、35番、38番、30番は接戦である。22周目に立川選手はペースを上げて追い上げてきた30番に抜かれ6位に落ちてしまうが、それ以外はほとんどミスもなく25周のノルマを終えて竹内選手と交代した。あとはベテランの竹内選手ががんばってくれるので、私も一安心。
他のチームも続々とドライバー交代を行い、順位は流動的に。100番と争っていた35番はピット作業に時間がかかり上位争いから脱落してしまう。トップを独走する野田選手は粘りに粘って36周目にようやくピットイン。既にピットインを終えている2位の36番とは1周分の差があるので落ち着いてドライバー交代を行う。30番、100番、64番もまだピットに入っていなかったが40周までには全てのチームがドライバー交代を終えた。しかし30番と100番はピット作業に失敗したようだ。
40周を終えた段階での順位はトップがダントツで6番。そして2位に38番!!3位以下は36、1、12、18と続く。
竹内選手は必死にトップのガードナー選手を追いかける。しかし25秒前後の差はなかなか縮まらない。1番がものすごい勢いで追い上げてきて3位に上昇。38番にもプレッシャーがかかる。46周目には18番が12番を抜いて5位に。2位以下は混戦模様である。47周に300クラスのポルシェが1コーナーで接触しコース上にマシンの破片が散らばった。バーストを心配するがとりあえず被害を受けたマシンはいなかったようだ。
50周を終えて2位。久しぶりに表彰台にあがる姿を見ることができるかもしれない、と期待に胸を膨らまし始めた51周に事件は起きた。
ちょうど500クラスのバトルと300クラスの上位陣が入り乱れてレースが進んでおり、コースはかなり混乱。そしてヘアピンで300クラスのマシンと38番が接触!!竹内選手はなんとか再スタートできたものの6位まで順位を落としてしまったのである。私は、もうショックで言葉も出なかったが、それでもリタイアよりはましだと思い直し、最後まで希望を捨てずに見守る。
それにしても残念な結果になってしまった。300クラスをどうかわしていくかもレースの重要なポイントなのだが、応援しているチームが300クラスの巻き添えになってしまうのはやっぱり悔しいものだ。立川選手が走っているときに大きなトラブルがなかったことだけが救いである。今回は本当に切れた走りを見せてくれたと思う。最高にかっこよかった!!お疲れさまでした。
レポート遅くなってしまいました。すでに記憶があいまいなので決勝の感想だけにさせてもらいます。_o_
観戦場所は1コーナー。お得意の場所である。(^^;;
晴れている。雨の心配はとりあえずなさそう。
スタート進行が始まり、各車コースイン。38号車には立川選手が乗っている。
あららん?このタイミングで立川選手?もしかして、スタートドライバー?と思う。
場内放送でスタートドライバーを紹介している。を、立川選手だ。
今まで立川選手の(ローリング)スタートは見たことがないので、これは楽しみである。それと同時に序盤でのペースアップができるかどうかが、不安にもなる。
スタートする。無事に1コーナーをそのままの順位でクリアする。
しかし、スープラのペースはよかった。スタートからの数周で2台をかわす。
正直、これは驚いた。38番スープラの調子が悪くないことは予選、そしてフリー走行でなんとなくわかってはいたが、どちらかというと序盤のペースアップは苦手なんじゃないか?と思っていただけに、これは良い。
レースが中盤を迎えた時、マクラーレンGTRにオーバーテイクされる。これはちょっといただけないなぁ。と思っていたのだが、これ、単にマクラーレンが速かった。(^^; #NSXもオーバーテイクしたはず....(あいまい)
そして、規定周回をクリアした時点でピットイン、竹内選手に交代である。
もう少し引っ張ってもらってもいいかなぁ。と思ったのだが、まあここはしょうがないか。
ピット作業は全く問題無く行われたようだ。
各車続々とピットインして、順位がわからなくなる。レイブリックとマクラーレンGTRは速いドライバーがぎりぎりまで引っ張ると言ういつものパターン。
各車ピット作業が終わり、レースが落ち着いた。
6番は逃げまくる。このマシンはいつでも勝てそうで、勝てなかったのでこのパフォーマンスはある意味当然か?
その後ろにつくのが、38番であった。
ピット作業がかなりうまく行ったようで(他のチームのミスもあるだろうが)順位を大きく上げている。これは久々の表彰台か?と期待が膨らむ。
しかし、後ろは大混雑。(^^;
GTR、NSXとどんどん接近してくる。しかもここは富士。1コーナーでのオーバーテイクはもちろんありえる。
レース終盤、GT300クラスのバトルと GT500クラスのバトル(38番を含む)が重なったまま1コーナーをクリアしていく。300-500-300-300-500-500-300....と入り乱れての進入である。しかも、それぞれがバトルになっている。
「んげ....混雑してるなぁ、出し抜かれないといいのだが....」と思っていた、そのとき、場内放送から「38番」の声が聞こえた。
残念ながら、ダイシンシルビアと接触して、コースアウト。混戦になっていただけに順位を一気に落とす。こっちの肩もがっくり落ちる。(^^;
後日、テレビを見てみると....ヘアピンでインをさしたが、一気に接近して横っ腹にぶつかっていってるようだ。ん〜、なんとも言えない。
しかし、今回立川選手は無難にスタートを決めたことと、スタート直後のペースアップも悪くなかったこと、コンスタントな走りもできていたことなど、とても良かったと思う。もしかすると、ベストレースの1つかもしれない。
結果は残念だったが、今後につながる良いレースだったと思う。
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